恋愛 木陰で 大きな木の木陰で 君は一人で詩を書いている あまりにも楽しそうにしているので 僕は声をかけずに しばらく君の事を見つめていた ふと君は僕に気づく でも僕達は何も言わずに見つめているだけ 僕は笑顔を作ろうとしたけど どんな風に見えたのかな 君はニコリともせず 幸せそうにまた詩を書き始める 穏やかな風が吹いている 暖かい日曜の午後 僕は何も言わず ずっと君を見つめていた