恋愛 澄んだ瞳 あいつと初めてあったのは一年前の暑い夏の昼下がりだった すれ違いざまに目を見ると あいつはおかしな目をしていた 楽しそうでもなく 落ち込んでいる様でもなく なんだか不思議な輝きを持っていた まるで子供の様で でも全てを知っている様で きれい? いや そうじゃない まるで吸い込まれそうなくらい 恐ろしいくらい 澄んでいたんだ 何も映っていない様で 本当は全てを見透かしているような つかみどころのない 本当に不思議な瞳をしていた