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ちょっぴり淋しい時
宇宙
僕は宇宙に立っている
宇宙の真中に一人で立っている
たまに星を食べると
他の星々が騒ぎ出す
- 次は僕か まだ輝いていたいよう -
でも僕は星を食べつづける
- 僕だって輝いていたいんだ 星がなければ僕は死んでしまう -
星々は僕のその叫びを聞いて 流れ星となって
次々と僕のそばを離れてゆく
遠くの方に今までに見たことのない星が一つ
瞬きもせずに光り輝いている
虹色の光をゆっくりと暖かく宇宙を包み込んでいる
僕はその暖かい光の中で静かに目を閉じた
あぁ、なんて幸せなんだろう なんて気分がいいんだ
その幸福感の中 僕の魂は消えて無に還った
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